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院長依存から脱却する医院組織のつくり方

女性スタッフとのコミュニケーション

女性スタッフとのコミュニケーション

平等と公平の違い

スタッフの多くは

平等に扱われたいと思っています。

平等でないと感じた時に

モチベーションが著しく落ちます。

院長が特定のスタッフを贔屓しているとか、

自分のことだけ嫌いなんだと感じるわけです。


しかし組織は平等であってはならず、

公平でなければなりません。

ところが 多くのスタッフは

平等と公平の違いを知りません。


平等は個人の能力、努力、成果に関係なく

一定に遇することをいいます。

公平はすべての人に対し、

機会が均等に与えられており、

成果を上げた者が評価され、

報われることです。


人間社会は公平でなければなりません。

平等という考え方で組織をつくると、

最も低い能力の人に合わせた集団に

なってしまうことが判っています。


成果に関係なく同じ扱いならば

誰も成果を上げようとは思わなくなります。

では女性は何故

平等に扱われたいのでしょうか?


それは古来の女性は

自分で狩りをすることが出来ず、

家庭でひたすら男性の帰りを

待っている立場だったため、

平等に獲物が分配されないと

生き残れないと思っていました。


その意識が現代女性にもまだ残っている

と言われています。


あなたの医院に

新しく入ってきた女性スタッフには

自らの努力次第で大きく成長出来るような

公平な組織を院長としてつくっていく!」

ということを宣言してみてはいかがでしょうか。

女性スタッフには

結果よりも過程を褒める

先ほど女性は

公平よりも平等を求めがちという話をしました。


したがって評価される際に

「あなたは○○さんよりも仕事が出来るね」的な

褒め方をした場合に、

ほとんどの女性スタッフは

あまり嬉しくありません。


女性は男性のように

他者より秀でていることよりも、

仲間外れにされないことのほうが

大切 です。


「数字が上がった」という結果に対する

褒め言葉に対しても、

嬉しさよりも

「今度数字が下がったら

院長から失望される」という

恐怖のほうが上回ります。


男性の院長で

「女性スタッフは数字に関心が無い」

という方がいらっしゃいますが、

脳科学的には男性は右脳型であり、

左脳型の女性のほうが数字に強いのです。

女性の関心は、

昨日の自分よりも成長が出来ていることです。


「以前よりも○○なところが成長しているね」

という褒め言葉に

女性スタッフは幸福感を感じます。

それはすなわち院長が

自分のことをちゃんと見てくれている、

分かってくれていると認識できるからです。

また女性は大きなプレゼントを

年に1回貰うよりも、

高頻度で「あなたがいてくれて助かるよ」

「あなたのおかげだよ」

「あなたと一緒に働けることが嬉しいよ」という

感謝の感情を沢山伝えたほうが

嬉しい気持ちが持続します。



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