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院長依存から脱却する医院組織のつくり方

院長の仕事時間と売上の関係性

院長の仕事時間と売上の関係性

院長の時間のつかい方は、

お金のつかい方よりも

遥かに大切で効果があります。


売上が低い院長の場合、

診療が終わって夜の8時前には帰宅し、

必ず週に2日の休みを取得しています。

これならばサラリーマンのほうが

もっと働いています。


私が思うに歯科業界は

厳しいという意見がありますが、

ちっとも厳しくないと思います。

チャンスだらけ です。

歯科医院数が

コンビニの1.5倍もあるといっても、

私が知っている限り院長の半分は

平均的なサラリーマンよりも

仕事時間が短いのですから。

ランチェスター戦略で有名な

竹田陽一氏もアドバイスしています。


「経営者の最大の差別化は

経営者の仕事時間の長さであり、

サラリーマンの2倍の仕事時間では不十分で、

3倍の時間を働くとライバルに確実に勝てる」

とおっしゃっています。


人の2倍働くとは

8時間という平均労働時間の

2倍の16時間ではなく、

√2で計算してOKで、

3倍は√3でOKという意味になります。

人の2倍8時間×√2=11時間 勝てるかどうか分からない
人の3倍8時間×√3=14時間 必ず勝つ
人の4倍8時間×√4=16時間 圧勝
人の5倍8時間×√5=18時間 決死

当社の調査でも

歯科医院の売上と院長の働いている時間には

相関があることが分かっています。


院長の仕事時間には

技術や経営の勉強時間も含みます。


売上が5000万円以下の医院では

院長が働いている時間は

週に50時間以下がほとんどです。


6000〜9000万円は週に50〜60時間位、

1億〜2億円で週に60〜80時間位、

6億円以上になると週に100時間位でしょうか。

長時間仕事したり、

勉強することを続けていると、

自分に自信がつきます。


「これだけ頑張っているのだから、

上手く行くに決まっている!」

と思い込めるようになるのです。


そうすると、もっと医院に投資しよう、

人を増やそうという決断が出来るようになり、

医院が成長します。


長時間働けるバイタリティは、

体力ではなく貢献したいと思う対象の

範囲と深さで決まる と思います。

いつも元気いっぱいの院長は

自分や家族だけに影響を与えよう

と思っているのではなく、

スタッフ、地域住民、社会に対して

良い影響を与えたいと思っている傾向にあります。


それが無限のエネルギーを生み、

もっと頑張らないと時間が足りない

という発想なのです。

何年間も人並み以上に

長い時間頑張って働くと、

量の質的転換が起き、

同じ1時間でもどんどん生産性が

上がるようになります。


そして働く能力が上がった院長は

人の半分以下の働く時間で

近隣ライバルの何倍もの成果を

上げていくことが出来るようになるのです。


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