医院規模を健全に拡大するための3つのセオリー
歯科医院規模を健全に拡大するということは 売上が大きいだけでなく、利益も出ており、 幹部が育っている状態となります。 対して、売上が何億円あったとしても 利益が少なかったり幹部が育ってなければ、 拡大ではなく膨張組織となります。
売上を上げれば医院経営がうまくいくは大間違い?
歯科医院の年商が1~2億に上がっても、赤字のまま。売上が上がっても院長だけが汗水流して働いて、自分だけが忙しい毎日。もし自分が大きな病気や怪我になったら歯科医院が立ち行かなくなる。等々「売上が上がる=歯科医院経営がうまくいく」わけではありません。
臨床の知識を最大限活用する院長先生の効率的な勉強方法
歯科医院組織の発展には、院長先生の「時間」の遣い方がとても重要です。しかしながら、多くの院長先生が、臨床技術の向上にほとんどのそれを費やします。臨床技術と経営知識の取得に「時間」を充てることで、患者さんの満足度を向上する仕組み構築が進み、更にはスタッフの医院ビジョンと診療方針の理解も深まります。
診療報酬1億円突破に必要な考え方と手順
時々、歯科の経営セミナーで「年間診療報酬1億円以上を目指しましょう!」という見出しを見かけます。診療報酬1億円以上の医院は4%しかないといわれていて、開業医にとって一つの目標となるポイントかもしれません。
スタッフが活躍するための院長の在り方【歯科医院経営】
世の中には様々な業種・業態があります。多くの成長企業に共通していることは経営者が年を重ねるごとに、組織力が向上し、収益が安定し経営が楽になるということです。歯科医院の経営でも同様かというと、そうではありません。多くの院長先生は、年を重ねるごとに、 ご自身の経営依存度を実感し、将来の経営に不安を募らせていきます。
歯科医院を強い組織にするための3つのポイント
ここでは歯科医院を強い組織にしていくために必要となる3つの要素について見ていきたいと思います。これは強いスポーツチームの3つの特徴と同じ考え方です。その3つとは下記のとおりです。
スタッフ教育の第一歩は、ミーティングから!
ミーティングや朝礼をしない院長先生がとても多いようです。その理由をご本人に聞くと、「そういうのは苦手だから」「診療をしていた方が、売上が上がるから」「時間がないから」等の意見が多く聞かれます。
技術よりも考え方教育をする
考え方教育とは、どんなに「能力」があっても、「熱意」があっても、マイナスの考え方を持っていれば、「能力」があればあるほど、「熱意」が強ければ強いほど、大きなマイナスになってしまう、しかしプラスの「考え方」を持っていれば、成果はさらに高いプラスの値になるというものです。
朝礼・終礼・日報・MTG・個人面談の目的
朝礼・終礼、日報、MTG、個人面談の実施はビジョンの実現に向けて、スタッフと目標を共有化し、動機づけ、実行し、成果を評価して、改善計画を立てていくための手段であるとともに、スタッフとの信頼関係を高めるためにスタッフとのコミュニケーションを習慣化していくことが出来ます。
院長の仕事時間と売上の関係性
「経営者の最大の差別化は経営者の仕事時間の長さであり、サラリーマンの2倍の仕事時間では不十分で、3倍の時間を働くとライバルに確実に勝てる」とおっしゃっています。人の2倍働くとは8時間という平均労働時間の2倍の16時間ではなく、√2で計算してOKで、3倍は√3でOKという意味になります。
つかうべき時間とつかわないほうがよい時間
院長が長く働けば必ず売上は上がりますが、単に診療時間や技術の勉強会を増やしただけではより院長が忙しくなります。どこに院長の時間をつかうべきか?ですが、まずはつかわなくても良い時間からご紹介します。
第二領域の時間を取る
「診療に追いまわされ、忙しくて自分の時間が取れない」「スタッフの意識が低い、言われたことしかしない」「将来が不安だが、具体的な目標や計画がない」そんな院長は、第二領域に使う時間が圧倒的に少ないといえます。緊急で重要な第一領域の仕事ばかりをしていて、第二領域の仕事に対して十分な時間を取っていません。