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医院経営の基礎知識

PDCAの効果

PDCAの効果

表2は縦列が各種マネジメント内容で、

横列はマネジメント効果が期待できる項目です。


それぞれのマネジメント効果を

高いものから順に◎〇△で印をしております。

表2 マネジメント効果


「計画書」はPDCAのP=計画にあたる部分です。

各種計画の作成および計画の見直し作業で、

院長の休日をつかって、

過去のデータを見ながら

作成することをお勧めします。


「係数チェック」はPDCAのC=評価にあたります。

売上、利益、新規集患数、来院数、

レセプト単価、キャンセル率等、

院長が診療後に毎日、毎週、毎月という単位で

計画との差異を評価します。


数字に一喜一憂してはいけませんが、

頻度が高いほど修正が早く利きます。


「朝礼、終礼、日報、MTG、個人面談」は、

スタッフとビジョン、目標、価値観などを共有化し、

実行を促し、達成度をチェックして、

対策スケジュールと役割分担を

共有するために行います。


「勉強会」は

症例検討会と

社会人としての考え方勉強会など、

できれば毎月定期的に行います。


「練習」 は施術の練習で、

練習計画に基づいて実行します。

院長先生の中には

PDCAの各種項目を

どうやって実行すれば上手くいくか分からないと

思われている方もいらっしゃるでしょう。


ホワイトエッセンスでは

具体的なやり方がマニュアル化されており、

加盟院長向けの研修で

お伝えしていますが、

院長個人でもやる気があれば十分に出来ます。


PDCAに関する書物をザッと1回読まれたら、

あとは 深く考えずにやってみる ことです。


大切なことは完璧なやり方にこだわったり、

失敗を恐れない ことです。

やり方が下手でスタッフから馬鹿にされないか、

売上が下がるのではないか?

など不安になることもあるでしょう。

最初のうちはPDCAを回すことが

経験不足ですから必要以上に時間がかかります。


そうすると予約を少し切って

そこに時間を充てるか、

仕事時間を延長して行う覚悟が必要です。


良心的なスタッフは

一生懸命に走っている院長を

冷笑するようなことはしません。


院長が懸命にPDCAを行えば、

スタッフも一緒に走り出すでしょう。


スタッフが見違えるように主体的になり、

やがて院長は今よりも少ない労働時間で、

今よりもずっと高い売上利益を

得ることができるでしょう。


院長の労働時間を減らしても

利益が出る体質になったら、

それを投資に回したり、内部留保して、

医院の経営基盤を更に強化していきます。



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