医院規模を健全に拡大するための3つのセオリー
歯科医院規模を健全に拡大するということは 売上が大きいだけでなく、利益も出ており、 幹部が育っている状態となります。 対して、売上が何億円あったとしても 利益が少なかったり幹部が育ってなければ、 拡大ではなく膨張組織となります。
【医院経営講座②】売上規模で1億~2億円前後の医院は財務状態に要注意です!!
私には全国から大勢の歯科医院の院長先生が経営相談に来られます。これまで述べ千人以上の開業医にお会いしました。以外かもしれませんが、財務的に一番問題があるのは売上規模で1億~2億円前後の歯科医院です。この規模の医院は、あらゆる売上階層の中で、借金返済で苦しんでいる医院が少なくありません。
【医院経営講座①】せっかくだから、経営の原理原則を学んでみませんか?
人が本気で学ぶときは、自分に興味があることや困っていることの解決方法を探すというのが大部分だとは思いますが、対処療法ではなく、継続的に成果を出していくには、「歯科医院経営の原理原則」を体系的に学ぶことが大切です。
売上を上げれば医院経営がうまくいくは大間違い?
歯科医院の年商が1~2億に上がっても、赤字のまま。売上が上がっても院長だけが汗水流して働いて、自分だけが忙しい毎日。もし自分が大きな病気や怪我になったら歯科医院が立ち行かなくなる。等々「売上が上がる=歯科医院経営がうまくいく」わけではありません。
今の時代歯科医院が売上利益を増やすには
多くの歯科医院の院長先生から「なぜ、うちは売上利益が残らないのか?」という声を聞きます。結論からお伝えしますが、その理由は多くの歯科医師の先生が、売上利益が低迷する原因を見落としてしまっているからです。
医院を発展させる「経営の正しい順序」と「経営者に求められる素養」
経営者である歯科医院の院長に求められる最も重要な素養。それは技術や頭の良さ、カリスマ性ではなく、『お金を使う勇気』です。ビジョンを示し、『人;スタッフ』『モノ;医療機器など』『カネ;運用資金』といった経営資源への投資・回収を繰り返すことこそが、経営の本質だからです。
《経営の基本》 「ビジョン」と「戦略」に沿って投資する
上図はどの経営のどの教科書にものっている、経営の基本体系図です。ビジョンとは組織がめざす将来の姿のことであり、例えば、「質のたかい医療で地域貢献」をビジョンとすると、「何を医院の強みとして、そのためにどのような人材を採用していくか」が戦略(長期目標と計画)となります。
診療報酬1億円突破に必要な考え方と手順
時々、歯科の経営セミナーで「年間診療報酬1億円以上を目指しましょう!」という見出しを見かけます。診療報酬1億円以上の医院は4%しかないといわれていて、開業医にとって一つの目標となるポイントかもしれません。
売上を上げる事が経営ではない
売上を上げること=経営だと誤解されている歯科医師の開業医の先生が実は多くいらっしゃいます。その思い違いは歯科医院に3つの問題をたらします。1.利益が残りにくい2.スタッフの離職率が高まる3.院長先生もスタッフも忙しくなる まず、「1.利益が残りにくい」とはどういうことか。
歯科医院においてのビジョンとは何か
歯科医師の先生にビジョンはなんですか?と尋ねるとよくこんな答えが返ってきます。・予防に力を入れています。・インフォームドコンセントを大切にしています。・痛くない治療を心がけます。・最新の医療技術を導入しています。多くの院長先生からこのような回答が返ってきます。しかし、これはビジョンではなく診療方針になります。