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院長依存から脱却する医院組織のつくり方

朝礼・終礼のポイント

朝礼・終礼のポイント

朝礼のポイント

「朝礼がマンネリ化し、

やってもあまり意味が無さそうだから

今はやっていない」

という院長がいらっしゃいます。


普通の会社、特に大企業は

あまり朝礼をしません。


朝礼をするのは

飲食・建設現場など

肉体労働系の会社に目立ちます。

だからといって歯科医院に

朝礼が必要ないわけではありません。

必須 だとさえ思います。


そもそも朝礼の効果として

売上アップにはあまり寄与しません。

では何のために朝礼を行うのかというと、

不注意や連携不足による

ミス発生の予防であり、

気持ちを仕事モードに

切り替えるために行います。


朝礼はPDCAでいうと、

組織の1日の計画にあたります。

朝礼で必須なプログラムは、

当日の目標共有に加えて、

ミスを予防するために

当日の予約表に基づいたスタッフ間および

院長からの申し送り事項の連絡、

仕事のスイッチをONにするために

気持ちの良い挨拶の唱和などが代表的です。

更に予約表に基づき、

空き時間の作業指示をすることで、

手待ち時間を無くし、

生産性が向上します。


人数が10人を超える場合は

グループ分けします。

朝礼は一日の始まりです。

朝礼で大切なことは

ネガティブな話は避け、

スタッフを明るい気持ちにしていくことです。


朝礼のリーダーは院長ではなく

スタッフの輪番制とし、

院長は朝礼の雰囲気をよくする

ファシリテーター(促進役)に徹します。

そうすることで院長が一方的に話をし、

スタッフが我慢して

院長の話を聞いている受け身の朝礼から、

スタッフを主役とする

主体性のある朝礼 へと変貌していきます。


終礼のポイント

終礼はPDCAでいうと、

組織の1日の評価にあたります。

本日の目標達成度の共有

本日が良い一日だったという印象を

シェアするために行います。


一日の終わりを 良い印象 で終わることで

明日への活力となります。

そのために必要な終礼プログラムは2つあり、

一つ目は 院長からの労い です。


労いは成果に対して褒めることではなく、

結果が良くなくても

無条件で承認 することです。


今日1日を一緒に過ごしてくれたことに対して

感謝の意を表します。


もう一つは 今日良かったことを

スタッフ同士でシェアします。


この習慣を身につけることで、

スタッフは仕事中に良かったことを

自ら探していくようになるとともに、

気持ちの良い仕事の終わり方ができます。


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