人口減が歯科医院経営を大きく変える
日本は戦後7千万人だった人口が、2007年に1億3千万人へ2倍近く増加しました。人口が増えている時代を「人口ボーナス」と呼びます。人口ボーナスの時代は、昨年と同じことを行っていても、人口が増えている分、患者数が伸び、人材の採用も簡単です。人口ボーナスの時代は、登りエスカレーターに乗っているようなものでした。
歯科業界の変化を知り、集客力を強化する!
最近、新規集客数が落ちてきたと感じられる歯科医師の先生は多いのではないでしょうか?その原因は、歯科業界を取り巻く環境が大きく変化していることにあります。集客力アップのために、まずは原因を知ることが重要です。
これからの歯科医院経営は一般企業と比較しなければならない
歯科診療報酬改定アンケート結果(全国保険医団体連合会調査)である下記の表によると、院長先生の加齢に伴って医院の売上減収の割合が増えることが分かります。この表は縦軸が年齢、横軸が回答の結果を表しています。
歯科業界の現状と今後の動向
人口減少や生活者ニーズの変化など、歯科業界を取り巻く状況が変わることで、歯科医院経営のルールが変わり、これまでの成功事例が通用しなくなってきています。本記事では、歯科業界を取り巻く状況の変化を整理して見ていきます。ぜひ、これからの歯科医院経営のあり方について考えるきっかけにしてください。
大型歯科医院の増加と課題
2008年に発行された日本歯科医師会が編集する歯科医療白書は衝撃的でした。そこに掲載されていたのはユニット(治療用の椅子)8台以上の歯科医院の年間増収率は7%に上り、一方でユニット3台の標準的な歯科医院は年間に4%ずつ減収しているという事実です。