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院長依存から脱却する医院組織のつくり方

院長コミュニケーション マインド編

院長コミュニケーション マインド編

院長先生の多くが

スタッフとの関係性で悩んでいます。


売上が急成長している医院ほど、

院長の成長とスタッフの成長の加速度に

乖離が出やすくなり、

コミュニケーションギャップが

発生しやすくなります。


あなたはスタッフに対し

次のような気持ちを

抱いたことがあるでしょうか?


  1. 現在のスタッフとの関係性は良好であるとは言い難く、院内の雰囲気に活気が足りない。


  1. スタッフに自主性がなくミーティングなどの意見を求める場面でも発言がほとんどない。


  1. 個別面談をしても内容が薄く、スタッフの能力や考えていることを把握出来ない。


  1. ベテランスタッフと新人スタッフの仲が悪い。


  1. スタッフが自分のことを信頼していないと感じるときがある。孤立感を感じる。


  1. スタッフの話を聴かなきゃと思いながら、つい一方的に話をしてしまう。


  1. 何をスタッフと話してよいか分からず、スタッフといるよりも一人で院長室にいたほうがホッとする。


スタッフとの関係性が

良好でないままの状況で

診療を続けていくことへのストレスは、

院長のモチベーション低下に大きく影響します。

医院経営で生じる様々な問題の9割は

院長のコミュニケーションに原因があります。


コミュニケーションが

上手く行かない根本の原因は、

対人関係の恐怖心です。


相手に無視されたくない、

相手に馬鹿にされたくない、

相手に嫌われたくない。


この気持ちが強いと、

相手のやる気を下げる言葉を言ったり、

自分の殻に閉じこもったりすることになります。


そういう私も当初は

スタッフとのコミュニケーションが苦手でした。

今でも得意だとは思っていません。


しかし 一度コツを掴むと

歯科医院スタッフは

普通の会社の社会人以上に

素直で、熱心で、真面目です。


そして顧客や組織思いのスタッフへと

劇的に変化します。


スタッフとのコミュニケーションを

良くする目的

あなたは何のために

スタッフとのコミュニケーションを

良くしたいと思っているのでしょうか?


スタッフと仲良くなることが目的ではなく、

組織として良い成果を出すために違いありません。


またスタッフとの良好なコミュニケーションは

院長に癒しと活力を与えます。

それが更に成果を高めます。


成果を出すためには、

急に無理を頼んでも

快く引き受けてくれる関係を

つくることが大切です。


顧客ニーズ、競合医院、

経済、法改正など、

外部環境は常に変化しています。


変化に対応していくためには、

スタッフに急に無理を

頼まなければならないときも出てきます。

また一度決めた計画を

変更せざるを得ないときもあるでしょう。


そのときに スタッフとの間で

信頼の貯金があれば無理を頼むことが出来ます。

時々院長先生から

「どう伝えればスタッフは分かってくれますか?」と

質問されます。


そんなときは、その院長先生に尋ねます。

「過去の上司で最高だったと思う人を

思い出してください。

勤務先の理事長でも

大学の恩師でも構いません」


「......はい、思い出しました」


「では尊敬するその方から次のように言われたら、

どんな気持ちになりますか?


"○○先生、忙しい所悪いんだけども、

この仕事頼めないかな"」


「必要とされていて、凄く嬉しいと思います」


「では今度は過去最悪の上司を

思い出してください」


「すぐに思い出しました(笑)」


「同じように"○○先生、

忙しい所悪いんだけども、

この仕事頼めないかな"、

と言われたらどんな気持ちですか?」


「すごく腹が立ちます......」


以上のように何を言うかではなく、

誰から言われるかで

同じセリフでも受け取り方が

全く異なってしまいます。


スタッフとのコミュニケーションは

信頼の貯金残高を増やすために取ります。

そして必要になれば信頼預金を下ろし、

無理を頼みます。

そして減った信頼貯金をまた貯めます。

この繰り返しが組織を強くしていきます。



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