スタッフ教育の第一歩は、ミーティングから!
ミーティングや朝礼をしない院長先生が
とても多いようです。
その理由をご本人に聞くと、
「そういうのは苦手だから」
「診療をしていた方が、売上が上がるから」
「時間がないから」等の
意見が多く聞かれます。
そもそも独立しようという気持ちを
少しでも持っている人間は、
他人に束縛されるのを大変嫌いますから、
ご自身勤務されていたときも
ミーティングや朝礼が
あまり好きでなかったでしょう。
しかし、自分が独立開業して
経営者という立場になると、
組織つくりをしなければなりません。
組織が苦手で、ずっとその組織で勤務するよりは
独立したほうが良いと考えた人間が
組織をつくらなければならないのです。
では組織つくりにおいて
もっとも大切なことは何かというと、
「形をつくる」こと です。
冒頭で申し上げた
ミーティングや朝礼がなぜ大事なのかというと、
院長先生は診療行為により
目が届かない時間がありますから、
目が届くミーティングや朝礼を行うことで
評価基準の設計や評価をする必要がある からです。
院長として苦手なはずの、
形式ばった行動を、
自分から率先して築かなければなりません。
自分が嫌った上下関係を
経営者として自ら築かなければならないとは
皮肉な話です。
しかしこれができない経営者は、
スタッフが指示待ち族の
ままでいるにもかかわらず、
自分が働いた分しか売上が上がらない
肉体労働から抜け出すことができず、
自分の老化と共に組織の衰退がはじまります。
ホワイトエッセンスは
院長先生の個人プレーではなく、
従業員の活躍如何で
売上が決定しますから
なおさら、ミーティングや朝礼で
スタッフの考えを知ることが大切です。
ミーティングや朝礼をしっかり行えなければ、
組織と個々の従業員の良い点・悪い点を
正確に把握することができず、
最適な対策を取ることもできません。
経営者は自分で組織をつくろう
という気になって初めて、
自分がかつて勤務していた経営者の
気持ちを理解できるでしょう。
したがって
医院を組織化させるためには、
スタッフ個々の考えを
把握することが第一歩であり、
そのためにミーティングや朝礼が
必要不可欠な要素となるのです。