これからの歯科医院経営は一般企業と比較しなければならない
歯科診療報酬改定アンケート結果(全国保険医団体連合会調査)である下記の表によると、院長先生の加齢に伴って医院の売上減収の割合が増えることが分かります。この表は縦軸が年齢、横軸が回答の結果を表しています。
不安とイライラの原因
あなたの医院にはどのくらいの現金預金があるでしょうか?医院に残っている現金が月額売上の1年分以上あるのならば投資をしていない可能性があり、やがて衰退の原因となるかもしれません。ですから多ければ良いというものでもありません。一方で少なすぎるのも問題ではあります。
院長の加齢による減収を防ぐためには
「スタッフ教育」という言葉をよくお聞きになるでしょうが、「医院の組織化」というアプローチはあまりお聞きになったことが無いかもしれません。しかしスタッフを教育しても「効果が薄い」とか「直ぐに元に戻ってしまう」ということを実感されたことはありませんか?
私利私欲で経営しない
利益が上がらない医院、利益が上がっていても院長の悩みが深い医院は、院長のお金の使い道を見直した方がよいでしょう。このような場合、院長先生ご自身が、組織貢献よりも自分貢献を目指していることが決して少なくありません。
院長の加齢と収入の関係性
近年歯科医院経営を難しくしていることの一つに院長が第一線のプレイヤーとして活躍できるピーク年齢期間が短くなってきている傾向にあります。もちろんご高齢でも生き生きとご活躍されている院長先生は沢山いらっしゃいますが、図1のグラフでは院長が加齢とともに減収になっていくのが分かります。