医院組織を成長させるためにリーダーに必要な要素
今回は歯科医院におけるマネジメントに取り組む前の心構えについてお話していきます。診療時間を削り、マネジメントに時間を割くことは、非常に勇気がいることです。その心情、良くわかります。
スタッフが活躍するための院長の在り方【歯科医院経営】
世の中には様々な業種・業態があります。多くの成長企業に共通していることは経営者が年を重ねるごとに、組織力が向上し、収益が安定し経営が楽になるということです。歯科医院の経営でも同様かというと、そうではありません。多くの院長先生は、年を重ねるごとに、 ご自身の経営依存度を実感し、将来の経営に不安を募らせていきます。
歯科医院における院長先生の投資意識
歯科医院が持続的に発展していくためには、経営者(院長先生)の投資意識が重要になってきます。なぜ重要かというと、多くの院長先生は時間のほとんどを消費に使ってしまっているからです。「消費」とは今あるリソース(技術力・接遇力・空間力等)を使う行為です。そのため診療は消費になり、消費は目の前の今の相手に対して行うにとどまります。
経営者意識度チェック:理想の歯科医院経営者像
下記の表は、経営者意識度チェック表です。一度チェックが入るか行ってみてください。 理想の経営者意識度チェック1.従業員から好かれる院長になるため、従業員の意見はどんどん採用していこうと思う2.院長と従業員での一体感を作り出すことが目標達成の上で大切である
歯科医院における、理想の経営者とは
歯科医院においての理想の経営者像とはどのようなものでしょうか?いろいろな意見がありますが、まずはスタッフの立場から見てみましょう。・儲けは考えない。保険の範囲内で良質な医療を提供する・スタッフに対して優しく接する・下の意見をよく聞く・誰にでも公平に接する
歯科医院のビジョンを明確にする
経営者であれば少なくても1年間の経営計画ができていなければなりません。つまり1年後の目標が明確にイメージできていなければならないということです。1年後の経営数字はどうなっているか、1年後の自分はどうなっているか、について全く思い浮かばないとしたら、危険な状態にあると思って間違いありません。
院長先生が元気で明るいと、経営が順調になる
経営がうまくいっている歯科医院の院長先生は、皆、元気で勢いがあるように感じます。 どうしてでしょう。経営が上手くいっている歯科医院の院長先生と話すと分かりますが、皆、元気で声が大きく、声に張りがあり、たいへん明るい雰囲気を持っています。これは経営が順調だからその人の自信にもなっているわけです。
経営判断は院長先生が決断する
よく「経営者は反対意見に耳を傾けるべきだ」と言います。経営者は従業員の意見に耳を傾ける必要がある、まして自分にとって耳が痛くなるような意見ほど真摯に耳を傾けなければならない、とよく言われます。しかしながらこういう意見はキレイゴトに過ぎません。
経営者(院長)の責任とは?
経営的な問題に関し、経営者の責任は何%でしょうか?数字が上がらない、スタッフがやる気が無い等、経営者には沢山の悩み事があります。さらに経営者は、お客様を満足させ、組織を成長させ、利益を出し、従業員たちの生活を守る必要があります。
正しい劣等感を持つ
アドラー心理学では「正しい劣等感」とは「理想の自分になるために、まだ不足している部分があると自己認識している状態」という解釈をしています。正しい劣等感は自分との勝負であり、自己目標が明確にあるからこそ持てる感情です。
院長コミュニケーション 上司としてのあり方編
スタッフを褒めて育てたほうが良いのか、叱って育てたほうが良いのかという相談を時々受けます。結論から言うと両方必要です。ただし成果が出なかったからという理由で叱ることは厳禁です。また「患者様の前でスタッフを叱る」。これは一発レッドカードです。
女性は正義の見方が好き
女性の場合は不正に対して許せないという感情を抱きやすい傾向にあります。ただ女性の場合、正義感を前面に出し過ぎると強い女性と思われて引かれてしまうのを知っていますから、自分が正義の味方になるのではなくて、正義の味方を助けたいと思うのです。