朝礼・終礼・日報・MTG・個人面談の目的
朝礼・終礼、日報、MTG、個人面談の実施は
ビジョンの実現に向けて、
スタッフと目標を共有化し、
動機づけ、実行し、成果を評価して、
改善計画を立てていくための
手段であるとともに、
スタッフとの信頼関係を高めるために
スタッフとのコミュニケーションを
習慣化 していくことが出来ます。
これら4つにはそれぞれ異なった
目的と効果 があり、
お互いに不足点を補完しています。
従ってその点を意識して行うことで、
形骸化を防ぐ ことが出来ます(図1)。
縦軸の上部にある「集合」エリアは、
「朝礼・終礼」「MTG」が該当します。
スタッフ複数に一度で
働きかけることが出来るため、
長所としては 時間効率が良いことと
情報共有度が高いこと があげられます。
反面、スタッフ個々によって
理解度が異なるため、
これだけでは動機づけや能力開発が不十分です。
一方縦軸の下部にある「個別」エリアは
「日報」「個人面談」が該当します。
スタッフ個々の能力、経験、モチベーションによって
個別に対応できるため高い効果を発揮できますが、
院長もスタッフも相応の時間を取られます。
横軸の左エリアにある「日次」は
毎日行うもので「朝礼・終礼」「日報」が該当し、
右エリアの「週次や月次」は
週次か月次で行うもので
「MTG」「個人面談」が該当します。
朝礼・終礼、日報、MTG、個人面談等、
各種コミュニケーション施策の
主たるプログラムは 毎回同じもの にします。
毎回同じようにすることで
スタッフも心の準備が出来、
習慣化していきます。
これらのコミュニケーション施策を
実施すると診療時間が削られるから
売上が下がるという意見もあります。
しかし、これこそが
先ほどお伝えした
院長に依存しない組織を
つくっていくために必要な
「 院長がつかうべき時間 」です。
半年~1年以上継続すれば、
院長依存度を減らして、
これまで以上に
売上が上がることを
実感出来るようになります 。