医院規模を健全に拡大するための3つのセオリー
歯科医院規模を健全に拡大するということは 売上が大きいだけでなく、利益も出ており、 幹部が育っている状態となります。 対して、売上が何億円あったとしても 利益が少なかったり幹部が育ってなければ、 拡大ではなく膨張組織となります。
院長依存からの脱却!理想のビジョンづくりに必要な2つのこととは?
ビジョンとは心の底から院長先生がやりたいことであり、どんなビジョンを抱くかで歯科医院経営のスタイル、方向性も決まります。そこで今回は、歯科医院経営における理想のビジョンとは何なのか?理想のビジョンをつくるには何が必要か?についてお伝えしていきます。
医院を発展させる「経営の正しい順序」と「経営者に求められる素養」
経営者である歯科医院の院長に求められる最も重要な素養。それは技術や頭の良さ、カリスマ性ではなく、『お金を使う勇気』です。ビジョンを示し、『人;スタッフ』『モノ;医療機器など』『カネ;運用資金』といった経営資源への投資・回収を繰り返すことこそが、経営の本質だからです。
医院ビジョンの質が採用と教育力を高める!?
歯科医院経営における根本的な原則とは何でしょうか?「経営の目的」=「売上を上げること」という誤解をしている歯科医師の方が、実は多くいらっしゃいます。
《経営の基本》 「ビジョン」と「戦略」に沿って投資する
上図はどの経営のどの教科書にものっている、経営の基本体系図です。ビジョンとは組織がめざす将来の姿のことであり、例えば、「質のたかい医療で地域貢献」をビジョンとすると、「何を医院の強みとして、そのためにどのような人材を採用していくか」が戦略(長期目標と計画)となります。
歯科医院を強い組織にするための3つのポイント
ここでは歯科医院を強い組織にしていくために必要となる3つの要素について見ていきたいと思います。これは強いスポーツチームの3つの特徴と同じ考え方です。その3つとは下記のとおりです。
歯科医院においてのビジョンとは何か
歯科医師の先生にビジョンはなんですか?と尋ねるとよくこんな答えが返ってきます。・予防に力を入れています。・インフォームドコンセントを大切にしています。・痛くない治療を心がけます。・最新の医療技術を導入しています。多くの院長先生からこのような回答が返ってきます。しかし、これはビジョンではなく診療方針になります。
歯科医院のビジョンを明確にする
経営者であれば少なくても1年間の経営計画ができていなければなりません。つまり1年後の目標が明確にイメージできていなければならないということです。1年後の経営数字はどうなっているか、1年後の自分はどうなっているか、について全く思い浮かばないとしたら、危険な状態にあると思って間違いありません。
求職者が求めるやりがいとは?
現代の若い社会人の多くは職場に「やりがい」を求めています。生活のために働く人は少数です。飲食店では時給を1300円に設定しても働く人が集まらないのに対して、年々ボランティア活動する人が増加しています。当然給料はありません。
歯科衛生士の採用は中途よりも新卒に力を入れる
歯科衛生士の採用は中途よりも、新卒にこだわっている歯科医院のほうが圧倒的に上手くいっています。その理由を考察してまいりましょう。中途の方が経験やスキルを持っており、教育の手間がかからないと思われるかもしれません。しかし多くの中途応募者は過去に貴方の医院を退職していったような人材とほとんど変わりがありません。
朝礼・終礼・日報・MTG・個人面談の目的
朝礼・終礼、日報、MTG、個人面談の実施はビジョンの実現に向けて、スタッフと目標を共有化し、動機づけ、実行し、成果を評価して、改善計画を立てていくための手段であるとともに、スタッフとの信頼関係を高めるためにスタッフとのコミュニケーションを習慣化していくことが出来ます。
売上法則が分かると自費が安定化する
自費で成功するためには、技術力、自信、カウンセリング力など、様々な要素がありますが、それらは院長の能力や性格的なものに依存しています。例え貴方が自費の売上を上げていくことが得意だとしても、他のスタッフが同様に自費売上を上げることは出来ず、自費売上は貴方に依存している状態ではないでしょうか?